企画・研究・開発者
インタビュー

企画・研究・開発者インタビュー

「カウブランド無添加」が
生まれるまで

  • 2004年1月13日公開
  • 第1回
    「カウブランド 無添加せっけんプロジェクト結成」
  • 開発部(当時) 清野昭雄さん
なぜ「無添加せっけん」をつくろうと思ったのですか?
1994年当時、世間では毎日のように環境問題が取り上げられ、食品ではすでに無添加志向が高まっていました。
また、1963年から発売している牛乳石鹸のキューピーベビー石けんがベビーだけでなく、お肌の弱い方に愛用していただいていることもわかっていました。
一部のメーカーではすでに「無添加せっけん」も販売されていたので、今後、お客様が無添加の石けんやボディソープを求められた時に、応えられるようにしなくてはと思ったからです。
商品化までにどのくらい時間がかかりましたか?
発想から4年かかって、1998年の春に、牛乳石鹸では初めてとなる「カウブランド無添加せっけん」を発売しました。実は、無添加せっけんの商品化に対して、社内からの反対の声がありました。きわめて製造が困難であることも理由のひとつですが、牛乳石鹸には皮膚科の先生が患者さんに勧めるほどの赤箱、青箱といった石けんがあるのだから、お肌のデリケートな人のための「無添加せっけん」を作る必要はないんじゃないか、というのが反対意見でした。
薬局、薬店を一店一店まわり、無添加せっけんを求める声を集めて説得し、1997年に正式に「無添加せっけんプロジェクト」を結成しました。
「無添加せっけん」をつくることは難しいんですか?
無添加って、何も加えなければできるんだから簡単でしょ。と言われることも多いのですが、本当は何も加えられないから難しいんです。
ふつうの石けんには、気持ちよく使っていただいたり、バスタイムを楽しんでいただくために、香料が入っています。
また、品質を保持するために品質安定剤も使っています。その香料も品質安定剤も使えない、しかも牛乳石鹸としての使用感は落とせない。「無添加せっけんプロジェクト」はスタートしたものの、商品化への道は険しく遠いものでした。
お客様の声は最初から取り入れているのですか?
牛乳石鹸では、お客様の声にしっかり耳を傾けながら商品開発をしています。「無添加せっけんプロジェクト」では、
特にお肌のデリケートな方に集まっていただいて、グループインタビューを行いました。そうすると、すでに市販されている「無添加せっけん」に対して「泡立ちが悪い」などの使用感に対する不満があることがわかりました。
ここから、牛乳石鹸の使いごこちのいい無添加せっけんづくりへの挑戦がはじまりました。