企画・研究・開発者
インタビュー

企画・研究・開発者インタビュー

「カウブランド無添加」が
生まれるまで

  • 2004年3月1日公開
  • 第2回
    「カウブランド無添加せっけん完成!のはずが…」
  • 総合研究所 本庄祥宏さん
カウブランド無添加せっけんの原料はどのようにして選んだのですか?
無添加せっけんの原料(石ケン素地)は、赤箱・青箱と同じものを使うことを検討していました。
実は、私たちは赤箱・青箱から香料や品質安定剤などを単純に省くだけで“無添加せっけん”ができると考えていました。それほどに皮膚科の先生が患者さんに勧めてくれる赤箱・青箱の品質に自信があったのです。
ところが、実際にできあがってみると、赤箱・青箱に比べると泡立ちや使用感が悪くなっていました。
グループインタビューでの「無添加せっけんは泡立ちが悪い」という声がよみがえり、このまま商品化したのでは満足していただけないと思いました。このとき、牛乳石鹸だからできる使いごこちのいい無添加せっけんをつくらなければ・・・という思いは、使命感へと変わりました。
どうやって、何も加えずに使用感を良くすることができたのですか?
赤箱・青箱に使用している石ケン素地をそのまま使うのではなく、石ケン素地の配合を一から見直すことにしました。メーカーによっては出来上がった石ケン素地を東南アジアなどから輸入してつくる方法もありますが、当社の場合は厳選した原料から独自の石ケン素地をつくっているので、配合を変えることも可能なのです。だからこそ、使いごこちのいい無添加せっけんをつくれたとも言えます。
そうやって、さまざまな配合で試作品をつくり、泡立ちをはじめとする使用感のいい無添加せっけんのサンプルを完成させました。
カウブランド無添加せっけんのサンプル完成までにはどのくらいの時間がかかりましたか?
サンプル完成までは、実はそれほど時間はかかっていないのです。
というのも当社には、多くの方にご愛用いただいている赤箱・青箱の技術的なベースがありましたし、やはり石ケン素地を一から作っているという強味もあって、サンプル完成は予想以上に早くできました。
ただ、サンプル完成から商品化までには2年もかかっています。
サンプル完成から商品化まで2年もかかったのはなぜですか?
厳しい品質検査や皮ふアレルギーテストにも合格し、いよいよ工場の製造ラインにのせることになりました。
製造は順調に進み、牛乳石鹸初となる無添加せっけん25万個が誕生。
いよいよ出荷・・・そのとき、思いがけないトラブルが発生しました。私たちは慌てて出荷を中止し、原因の究明と解決のために2年もの月日を費やすことに。
このとき製造担当の協力がなければ、お客様にお届けできるカウブランド無添加せっけんは生まれていなかった、と断言できます。